2015年9月7日〜9月17日に、「篠山古民家再生活用プロジェクト」の一環として、現地での合宿を4年生の「環境デザインプロジェクト」および大学院の「総合プロジェクト」の合同演習として実施しました。
昨年度からの母屋の改修が夏に竣工したので、そこをお借りして宿泊させていただきながら、今回は付属屋である長屋門や蔵の改修をセルフビルドで行いました。施工にあたっては、篠山の工務店グループと職人の皆様、特に中井工務店社長のお父様が熱心に指導してくださいました。
まずは、建物のお掃除と解体作業から。
(↑ 左:奥の蔵二階の掃除 中:長屋門天井解体 右:入口横の蔵の床解体)
(↑ 左:古材は分別再利用 中:天井撤去完了 右:竹小舞を残して壁土を撤去)
解体が終わったら、いよいよ修繕箇所の施工です。長屋門の建物全体の水平垂直を測定したところ、土台がかなり傾いていることがわかり、ジャッキアップして水平に戻す作業から始めることになりました。
オンラインワークショップに参加していたHannes君も、はるばるドイツからやって来てくれました!
(↑ 左:ジャッキアップ 中:束石の設置 右:蔵、床板敷設)
(↑ 左:巾木加工 中:建具ガラスの固定 右:外壁漆喰塗)
合宿最終日、少し残した部分もありますが、一応無事に、ひととおりの改修作業を完了することができました。
(↑ 左:長屋門奥から 中:入口蔵には展示棚を設置 右:中庭から)
今回改修した入口横の蔵は展示の場として、また、長屋門の部屋は地域に開かれた学習の場などとして活用していく予定です。
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