「第9回 医美同源デザインアワード」空間部門にて、環境デザイン学科(現:建築・環境デザイン学科)卒業生の王炳曦さんが制作した産後ケアに関する建築の卒業設計が優秀賞を受賞しました。
当コンペは「入院生活を豊かにするデザイン」をテーマに、プロダクト部門、コミュニケーション部門、空間部門ごとに公募され、国内外から121件の応募がありました。
http://mk22c-ibi.com/award/
王さんは卒業設計の調査で、産後ケアに関する問題点を発見し、調査を実施。
産婦の産前・産後のニーズと明らかになった空間設計手法に合わせて「森のなかのMommy’s House」を提案しました。
(王さんコメント)
命を迎えに行った産婦人施設は、生命の誕生を目撃し、家族を集め、そして心を癒すことができる安心の場所でしょうか。
それを「森のなかのMommy’s House」と名付け、都心から離れ、自然に囲まれた森の中に病院と産後ケアを融合させた複合施設を提案しました。
施設は、産婦と赤ちゃんだけでなく、産後に「家族」で過ごすことのできる大きさの宿泊施設にしました。
このような施設では産婦同士が交流できる「集会所」を創出するとともに、産後ケアと産婦人科の機能を建物に統合します。都市による妨害から脱し、神戸を代表する自然環境を生かし、ここでしか楽しめない新しい産婦人施設をつくることが設計の主旨です。